ソーラーれん

このシステムの基本は、屋根の軒先から空気を取り入れ、屋根面で温まった空気を集熱し、小型のファンで床下に送り込み、その熱をコンクリートに蓄え、床暖房に用います。とてもシンプルなシステムなので、多くの人はあっけにとられます。

上手く集熱するための屋根の設け方や、熱を逃がさない建築の工夫など、設計と工事の上で、習得すべき技術は少なくはありませんが、技術の性格としては、ローテクに属します。いわば、「コロンブスの卵」のように、分ってしまえば簡単なシステムというのが、「ソーラーれん」です。

ばんだい東洋建設は協同組合もくよう連、自然エネルギー研究所と共同で、空気集熱式パッシブソーラー「ソーラーれん」の普及を進めています。どの家の屋根にも降り注ぐ太陽。これを利用しなければもったいない。夏にいい風が吹けば、それを活かさなければもったいない。何でも活かして、気持ちのいい家をつくろうというのが”れん”の考え方です。

こんな風に、太陽や風などの自然エネルギーを、建築の中に取り入れて生かす技術や仕組みを”パッシブシステム“といい、「ソーラーれん」もパッシブソーラーの手法の一つです。考案者は建築家奥村昭雄(東京芸術大学名誉教授)先生です。